Ogawa ツインクレスタTC レビュー|半年使用した本音評価
「Ogawa ツインクレスタTCって実際どうなの?」
そんな疑問にお答えすべく、キャンプ初心者が半年間使い込んだリアルな使用体験をお届けします。約10万円の高級テントは本当に買う価値があるのか?設営の難易度は?メンテナンスは大変?
良い点も悪い点も包み隠さず、購入前に知っておきたい情報を全てお伝えします。
- ツインクレスタTCの基本スペックと価格
- 設営方法と難易度
- 春夏4回の使用体験に基づくメリット・デメリット
- おすすめできる人・できない人の判断基準
Ogawa ツインクレスタTC 基本スペック・価格
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 約420×260×高さ165cm |
| 推奨設営面積 | 9×9m以上 ※タープ未使用時、駐車スペース含まず |
| 収容人数 | 〜6人程度 |
| 重量 | 約14kg ※フライ、ポール、付属品含む。(付属品なし:約11kg) |
| 素材 | フライ:T/C(ポリコットン)65/35・ポール:6061アルミ合金(φ22/14.5mm) |
| 耐水圧 | 350mm |
| 収納サイズ | 72×30×30cm |
| 定価 | 97,900円(税込)※2025年8月時点 |
※ 付属品:張り綱2m×10本、アイアンハンマー1丁、スチールピン25cm×20、収納袋 ※ 公式サイトの情報を下に作成 公式サイトを確認する
ツインクレスタTC 設営方法と難易度
設営手順と所要時間
設営時間:初心者2人で1時間程度
設営手順
- 設営場所を決定
- フライを展開
- 内側の4隅をペグダウン
- 外側の4隅をペグダウン
- Y字型のポールを設置
- ラダーロックコードを利用し、フライの張りを調整
- 張り綱をペグダウン
- アレンジや調整をして好みの張り姿にする
割と丁寧かつ、それなりに張り姿にこだわって適宜調整しているので、そこそこ時間がかかっています。 慣れてきたり、張り姿をそこまで求めないのであれば、30分程度で設営できるかと思います!
今後、より詳細な設営手順やワンポイントアドバイスを記事にしたいと思っています!
初心者でも設営できる?実体験レビュー
Ogawaの直営店でのレクチャーを受けて初回設営に臨みましたが、思った以上にスムーズでした。
設営で気をつけるポイント:
- 重量があるため2人以上での作業推奨
- ペグダウンの順序・角度が重要
- ラダーロックは0%→50%→100%と段階的に調整
TC素材で重いものの、構造自体は複雑ではありません。 YouTubeの設営動画と併せて予習すれば、初心者でも問題なく設営できるレベルだと思います!
【公式】Ogawa ツインクレスタTC 設営動画
半年使用レビュー:ツインクレスタTCのメリット
抜群の居住性と快適性
使用実績 ※2025年8月時点
| 季節 | 泊数 | 人数 |
|---|---|---|
| 🌸春 | デイキャンプ(日帰り) | 2(デュオキャン) |
| 🌸春 | 一泊二日 | 3(グルキャン) |
| 🍉夏 | 一泊二日 | 2(デュオキャン) |
| 🍉夏 | デイキャンプ(日帰り) | 6(グルキャン) |
居住性の評価:
- 広々とした室内空間:大人6人が余裕でくつろげる
- 天井高200cm:Y字ポールにより立ったまま活動できる面積が広い
- 優秀な通気性:夏場でもメッシュ・張り出しで風通しが良好
- 濃い日陰:TC素材で強い日差しもしっかりカット
- タープいらず:フライの張り出しでタープいらずのリビング空間
夏でも比較的涼しく快適に過ごせました!
TC素材による焚き火への安心感
- 火の粉に対する耐性:多少の火の粉では穴が開かない(らしい)
- 焚き火との距離感:神経質になりすぎずに済む
- 長期使用での安心感:耐久性の高さを実感
ポリエステル100%テントでは味わえない安心感があります!
優れた拡張性とカスタマイズ
キャンプスタイルや気分に合わせて様々なアレンジができます。また、別売りのオプションでより自分好みにアップデートできます。
- 変幻自在:張り出しやメッシュ活用で状況に合わせて多彩なアレンジ
- 追加オプション:二股ポールで居住性をさらにアップ
二股ポールのレビューについては、別記事を作成予定です!
所有満足度の高さ
『テントはOgawa』と呼ばれる信頼と歴史のあるOgawa(オガワ)です。 そんなOgawaのテントというブランド力も含めて、所有していることへの満足感は非常に高いです!
所有欲に抗えず、ギアをOgawaで固めつつあります😅
ツインクレスタTC デメリット・注意点
重量とサイズの問題
最大のデメリットは重量です。
- 重量約14kg:持ち運びが大変
- 収納サイズ:車載スペースを大きく占有
- 設営・撤収:2人以上での作業が現実的
徒歩キャンプやバイクキャンプには完全に不向きです。 オートキャンプが前提になるかと思います。
持ち運ぶ際は、そこそこの重労働です、、、
TC素材のメンテナンスコスト
年間メンテナンスコスト目安:5,000円〜10,000円
- カビ対策:使用後の完全乾燥が必須
- 撥水処理:年1〜2回の撥水スプレー処理
- 専門クリーニング:汚れが酷い場合は業者依頼
メンテナンスを怠ると寿命が大きく縮むため、長く愛用していくためにはある程度ランニングコストの覚悟が必要です。
実際、雨の日の使用は極力避けているのが現状です、、、
価格の高さ
初期投資:約10万円程度
同サイズのポリエステルテントと比較すると、数倍の価格差が出てきます。キャンプ初心者には決して安い買い物ではありません。
セールを行っている時があるので、タイミングを見計らって購入するのがおすすめです! ※ 2025年8月17日時点で63,635円となっています(35%OFF)
ツインクレスタTC おすすめできる人・できない人
- 車でのオートキャンプがメイン
- 焚き火を安心して楽しみたい
- デュオキャン・グルキャンが多い
- Ogawaのブランドに価値を感じる
- テントの拡張・カスタマイズを楽しみたい
- 長期間同じテントを使い続けたい
- 徒歩・バイク・公共交通機関でのキャンプ
- メンテナンスの手間を避けたい
- 初期コストを抑えたい
- 雨キャンプを頻繁に行う
- ソロキャンプがメイン
半年使用した総合評価
5段階評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 居住性 | ★★★★★ | 文句なしの快適さ |
| 設営しやすさ | ★★★★☆ | 初心者でも対応可能 |
| 耐久性 | ★★★★★ | Ogawaテントの信頼性 |
| コスパ | ★★★☆☆ | 価格は高いが長く使える |
| デザイン | ★★★★★ | 所有満足度が高い |
100点満点評価:94点
減点理由:
- 重量の問題(-2点)
- メンテナンスコスト(-2点)
- 価格の高さ(-2点)
それでも94点の高評価な理由は、10年20年使い続けたいと思える満足感です。
よくある質問
まとめ:ツインクレスタTCは「本格派」におすすめ
Ogawa ツインクレスタTCは、決して万人向けのテントではありません。重量、メンテナンス、価格の面でハードルは高いです。
しかし、車でのオートキャンプを本格的に楽しみたい方、焚き火を安心して楽しみたい方、テントのアレンジを楽しみたい方、長期間愛用できるテントをお探しの方には、とてもおすすめできます。
購入から半年、使うたびに「やっぱりかっこいいな」「買って良かったな」「これからも末永く使い続けたい」と思えるテントです。初期投資は高いですが、キャンプライフがワンランクアップしたと自信をもって言えます。
最後に: 見た目で選んだテントが、これほど機能面でも満足できるとは思いませんでした。Ogawaの技術力とブランド力を改めて実感した半年でした。
